黄金に輝く葡萄畑へvol.3 クエルチャベッラの歓待
午前中は雲に覆われていたのに、気がつけば青空。
光が射すとますます輝きを増す葡萄畑。
午後の訪問先はQuerciabella(クエルチャベッラ)。
1999年よりビオディナミ農法により葡萄を栽培しています。
到着後すぐに迎えてくれたのは醸造家のグイドさんと
経営責任者のロベルトさんのお二人。
最新式の除梗機を開けて、ワイン造りの過程を説明するグイドさん。
収穫された葡萄は除梗機によって茎が取り除かれ、
人の手で葡萄が選別されます。
ステンレススチールのタンク内でアルコール発酵を経て、
沈殿した澱を取りだす作業中。
初めてみる光景に友人は興奮気味。
数ヶ所ある熟成庫にはフランス産オーク樽がずらり。
有名な長期熟成向き白ワインBata'r(バタール)の熟成庫は
入った瞬間暖かく感じます。
それは樽発酵中で22℃に温度コントロールされているため。
写真は最後の熟成庫。
「今はデジカメだから便利になったけど、
フィルム時代はここにたどり着くまでに皆さん
すでにフィルムがなくなっていたんだよ。」とグイドさん。
確かに広い敷地内では景色も、設備も見るものすべてに
カメラを向けたくなります。
それにしてもズドーンと奥まで樽が並ぶ空間は実に爽快です。
葡萄畑が広がる風景にうっとり。
よく見ると、葡萄の実が!
「収穫時に十分熟成していなかったために
摘まれずに残った葡萄だよ。
今なら熟成しているから食べてごらん。」
グイドさんに倣って、私たちも一粒。
農薬や化学肥料が使われないので、安心して口に運べます。
確かに甘くて美味しい!
最後に試飲です。
5種類のワインを目の前で開栓してくれます。
白ワインのバタールから始まり、キャンティ・クラッシコのクエルチャベッラ・・・
説明を聞き、感想を述べて試飲が進みます。
それぞれ持ち味が異なっても、どれも香り高く、エレガントなワインです。
一通り終えた後にはさらなるサプライズ。
専門誌から高い評価を受けるカベルネ・ソーヴィニヨンとサンジョヴェーゼを
ブレンドしたCamartina(カマルティーナ)は
現行の2008年の後になんと1999年が登場。
時を経て、ガーネットがかった色さえ上品。
話が弾むうちにも刻々と変化するワイン、
風邪で感覚が鈍くなっている私にさえ十分感じられます。
好みを聞かれた友人がクエルチャベッラが好きだと答えると、
現行の2009年に遡って2008年、2007年を飲み比べさせてくれたり。
気がつけば、テーブルの上はワインのボトルとグラスで大賑わい。
ワイナリーは常時一般に公開されているわけではありませんが、
互いにざっくばらんに会話ができる少人数に限って、
リクエストがあれば出来る限り応えたいというお二人。
ワインを通して人との触れ合いを大切にしているという心情が伺えます。
ロベルトさんにお気に入りのワインを聞くと、
「どれもそれぞれの良さがあるから答えはでないけど、
今日はこれかな。」とカマルティーナ1999年を手にしてくれました。
ワインを購入したときにお土産にいただいた
ビオディナミ農法の蜂蜜も楽しみです。
また来てよと見送ってくれたお二人の歓待ぶりにただただ感謝。
コメントの投稿
行ってみたい
香織ちゃん、元気に頑張ってるやん。
ここのワイナリーいってみたいわ。
蜂蜜も気になる。
これからもええ感じで!
ここのワイナリーいってみたいわ。
蜂蜜も気になる。
これからもええ感じで!
ぜひ行きましょう!
「行ってみたい」とコメントいただけるとものすごく嬉しいです!
蜂蜜は今開いているのが何種類かあるので、どれか完食したら試してみます。
もう少し先になりそうですが、ブログにアップしますね♪
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もう少し先になりそうですが、ブログにアップしますね♪
No title
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
また遊びに来ます!!
履歴書さんへ
コメントありがとうございます!
すごく嬉しいです。
ぜひまたお立ち寄りください。
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