おしゃれで優しいトスカーナ料理
高い天井に木の梁、トスカーナ地方伝統の落ち着いた造りに、
モダンな内装が印象的。
オープンキッチンに加えて、キッチンの様子が見えるモニターが
設置されているのも面白い。 営業は夜のみ。
外観の撮影に行くと、偶然赤のスパイダーがとまっていました。
Pane e Vino
P.zza di Cestello, 3r Firenze
「パンとワイン」というシンプルな名前のこのレストランは
オーナー兄弟が2人でサービス、オーナーの奥様がシェフを努めます。
トスカーナ料理にモダンなテイストを加えた料理が自慢、
やさしい色使いが見た目にも楽しませてくれます。
どの料理も美味しかったのですが、プリモ(第一の皿)とドルチェをご紹介。
<栗粉のタリアテッレ、フィレンツェ風豚のひき肉のソース>
Tagliatelle con farina di castagne, ragout di maiale alla fiorentina
生パスタが大好きな私。外で食事をするときは好んで生パスタを選びます。
これは平手打ちパスタ、タリアテッレ。
栗の渋みと甘味がほんのりするパスタにコクのあるミートソースがとても上品な味。
絶品でした。
<2種類のチョコレートのタルト、チョコレートとラムのショット添え>
Torta di due ciioccolatini con “shottino”di cioccolato e rum
料理に満足してもドルチェでがっかりすることもしばしば。
でもここではいつも最後までにっこり。
あたたかいダークチョコのタルトはほろ苦い大人の味。
甘ーい生クリームをたっぷりつけて。
ラムが入ったチョコレートのショットも心憎い。
大人のドルチェを楽しみました。
待ち焦がれた夏時間
3月28日から夏時間(サマータイム)になりました!
日曜日の午前1時に時間調整が行われるため、睡眠時間が削られます。
アナログ時計の針を1時間早め、日本との時差も7時間になりました。
日本にはない制度にもすっかり慣れ、
夏時間の訪れに自然と心が弾みます。
夏時間はもともと省エネ対策のために導入されました。
イタリアでは1900年代初期に初めて実施、
その後廃止されたり、期間の見直しが行われた結果、
1996年に現行の3月最終日曜日から10月最終日曜日に定着しました。
花で形どったフィレンツェのシンボル、ユリの紋章
これから夏至に向けてどんどん日が長くなり、
一年で最も輝く季節がやってきます!
春先の風物詩、そら豆とペコリーノ
このところ少し寒さが和らいできました。
ふと見ると市場にそら豆が並んでいました。
そら豆はイタリア語ではファーヴェ(fave)ですが、
トスカーナではバッチェッリ(baccelli)と呼びます。
このそら豆を生のままでトスカーナ特産の羊のミルクから作る
ペコリーノチーズと 一緒に食べるのが、
春先だけの季節限定の楽しみ方です。
前菜として、オリーブオイルで和えたシンプルな一品もありますが、
鞘がついたままのそら豆とペコリーノを気取らずつまむのが粋。
ちょっと青臭いそら豆と熟成期間の短いフレッシュなペコリーノ、
これにキャンティ(赤ワイン)がグラス一杯あればいうことありません。
そら豆の青い香りからひと足早く春の訪れを感じました。
葉っぱも食べるカリフラワー
冬の間、ブロッコリーやカリフラワーは大活躍です。
普通は花雷を食べるのですが、ローザおばちゃんの野菜に無駄はありません。
葉がとても柔らかく、湯がいたり、スープで煮込んでいただきます。
先日も「今日のブロッコリーは葉が少ないね」と話していると
隣のイタリア人が「葉っぱなんていつも捨ててるけど、使えるの?」
と不思議そうに尋ねられました。
もちろんおばちゃんが「葉は味がしっかりとして、栄養満点よ!」と応えます。
ブロッコリーの茎を使うのはイタリアに来てすぐの頃
イタリア人の友人に教わりました。
花野菜と言っても、茎も葉も丸ごと使えるのです!
このカリフラワーは葉っぱに守られるかのように
くるりとくるまれています。
手で葉を広げると白いきれいな花雷が顔を出しました。
茹でてオリーブオイルをかけようか、パスタにあえようかな・・
ホームページの公開
初めてホームページ作りに挑戦。
試行錯誤の末、なんとか形になりました。
これもアドバイスをくれたり、協力してくれた友人のおかげです。
さまざまな分野で活躍するする友人はまさに大切な宝物。
HPではフィレンツェ発のワイナリー訪問やアシスタントサービスなど
とっておきの個人旅行のためのプライベートプランや
ビジネス通訳、取材コーディネイト等のご紹介をしています。
http://www.tesoridifirenze.com/
イタリア旅行をご計画の際はぜひご覧ください。
旅行はまだ先・・・という場合も素敵な写真が満載ですので、
イタリアの空気を感じ取ってもらえたら嬉しいです。
今後も少しずつ内容を充実させていく予定ですので、よろしくお願いします。
花の大聖堂とジオットの鐘楼が見えるお気に入りのショット
葡萄畑より、葡萄の色が変わる時期に