サント・スピリト広場
野菜はサント・スピリト広場の朝市で買っています。
4軒ある露店を一通り試してみた結果、
フィレンツェ近郊の農家から無農薬野菜を売りに来ている
おばちゃんのところに落ち着き、すっかり顔馴染みになりました。
今朝も野菜を買いに出かけましたが、あいにくおばちゃんの姿が見えません。
先週は「1ヵ月程風邪で寝込んでいたけどもう大丈夫」
と元気な姿を見かけましたが、
寒いのでぶり返したかなーとちょっと心配です。
冷たい空気が肌をさす寒さとはいえ、
雲ひとつない真っ青な空。
青い空にシンプルなサント・スピリト教会が映えていました。
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手間いらず野菜スープ
フィレンツェは京都と同じ盆地。
夏は蒸し暑く、冬は底冷え。
さむーい日には体の芯まで温まるあったかいスープが一番。
でも、材料の買い出しや準備にけっこう手間がかかってしまいます。
こちらは黒キャベツ、ポロねぎ、にんじん、玉ねぎ、
ちりめんキャベツ、ズッキーネなどのお野菜が詰まっています。
皮をむいて、細かく刻んであるので、水を入れて煮込むだけ。
塩味をつけて、お好みでじゃがいもや豆を加えたり、ニンニクで香りづけします。
朝市で買うお野菜はおいしさも格別。
これさえあれば、忙しい日でも野菜たっぷり栄養満点の
ミネストローネ(野菜スープ)が 簡単に作れてしまうのです!
あつあつのミネストローネにはチーズをすりおろし
エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルを少々たらしていただくと
ますます食欲をそそります。
無漂白の胡桃
数年前から家族と親戚の間で大好評の胡桃。
普通、胡桃の殻はきれいなベージュ色ですが、
これは全体的に色が濃くて、黒かったりもします。
きれいな胡桃は漂泊処理が施されていると知ったのも数年前。
オーガニック栽培をしている知り合いからいただいた胡桃を見て、
イタリア人の友人が教えてくれたのでした。
それからは色の黒い胡桃が我が家の定番に。
イタリア人は2つの胡桃を手のひらでギュッと握ってうまく殻を割りますが、
真似をして手を切ることも多々あり、すぐに挫折。
ペンチのような胡桃割で割っています。
殻は黒くても中からはきれいな実が顔を出し、
香ばしくてほんのり甘い胡桃は、食べだすとなかなかとまりません。
ビタミンも豊富で、寒い冬の日の団欒にぴったりのおつまみです。
大切な日はデザートワインを
今日はドルチェと一緒にデザートワインを。
シチリア島よりさらに南にあるパンテッレリア島で
ジビッポという大粒の白葡萄が栽培されています。
この葡萄を天日で乾燥させて作る甘いデザートワイン、
パッシート・ディ・パンテッレリア。
Bukkuramの1999年のヴィンテージ。
琥珀色で、乾燥無花果やはちみつ、杏子ジャムなど
華やかな香りが次々に立ち上がってきます。
深い味わいは飲み終えた後も余韻をながーく残し
さすが10年以上もたったワインです。
特別の日のちょっとした贅沢が、幸せな気持ちにしてくれます。
おいしいカフェ
もともとは紅茶派だった私。
イタリアではやっぱりカフェがおいしい。
外食の最後は必ずエスプレッソでしめ、家にいても時々カフェが飲みたくなります。
家ではエスプレッソは飲めませんが、
マッキネッタと呼ばれるコーヒーメーカーを使ってモカを作ります。
長年マーケットで買った2人用のマッキネッタを使っていましたが、
昨年11月においしいカフェを作るにはこれが一番といわれる
おじさんのロゴの入ったマッキネッタを購入!
一人前用の小さくて、赤い色がキュートなこのタイプを選びました。
嘘みたいですが、本当においしいカフェが入ります。
コーヒーの芳ばしい香りが部屋に広がります。
新しいマッキネッタのおかげでコーヒーブレイクが楽しくなりました。