ちまたで人気、量り売りワイン

先月パン屋に行くつもりが一本道を間違えて、
店の外にいた女性と目が合います。
見ると新しいワインの量り売りの店ができていて、
「良かったら、飲んでみませんか?」と声がかかります。
普段通らない道を曲がって出会ったのはきっと何かの縁。
その日は買うつもりがなかったので、味見はお断りした上で
とりあへず中を見せてもらうことにしました。

トスカーナ産の赤、白、ロゼにヴェネト産の白の微炭酸一種。
オープンしてから一週間だとか。
気さくな店主と話しているうちに
結局赤ワインを2種類味見させてもらいました。
なかなかいいワインだったので
また来るねと言って店を後にします。

今度は家にあるボトルを持ってお店へ。
別のワインを味見しながら選んでいると、
空瓶を持ったイタリア人が次々に入ってきます。
別の店でもそうですが、
中に仕切りの入った布製のバッグを持って、
6本くらいまとめて買う人が少なくありません。

不景気で小売店が次々になくなる中、
量り売りワインは唯一元気があるように映ります。
食事には必ずワインを飲む習慣が根強いフィレンツェ。
さすがに高級ワインを毎日開けられる人は限られています。
かといってスーパーの安いワインは物足りない。
そう言う人にとって量り売りワインは強い味方です。
格付けの規格に合わない良質のワインを
ワイナリーから直接買い付けているケースが多いため、
それなりに美味しいものが選ばれています。
たいがい味見をさせてくれるので、
自分好みのワインを購入できるのも嬉しい。
そして、安い!
マイボトルを持参すれば、750mlで1.35ユーロから。
家計に優しい値段です。

もちろん店でボトルを買うこともできますが、
圧倒的にボトルを持参する人が多いです。
安くて美味しいワインが飲める上に、
資源の有効利用に貢献できるので一挙両得?!




テーマ : イタリア
ジャンル : 海外情報

プロフィール

Author:Kaorina
お立ち寄りありがとうございます!

イタリア語で宝物は『テゾーロ』。
大切な人を呼ぶ時も『テゾーロ』。
宝物がいっぱいのイタリア。
新しい年を迎えて気持ち新たに、フィレンツェ生活を彩る私の宝物を気ままに綴ってみたいと思います。

フィレンツェ在住。通訳や執筆、コーディネイトを行っています。ワインにはまりイタリアソムリエ協会の公認ソムリエとなり、ワイナリー訪問の企画・通訳もしています。

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